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竹と木と仁

第20号 
08/11/27(木) 小雨


■11月22日(土)
12月7日(日)いすみで開催される健康マラソン大会。
その大会の給水所で使用するベンチや小屋、またバリケードや折り
返し地点の目印などを竹で作ることになり、町づくりのお仲間と朝
から勤労奉仕。しかし竹はスゴイです。ふと気付くと、アッと驚く
ほど大きくなっています。

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■11月23日(日)
自然を守る会のお仲間と今日は「いすみ巨木ツアー」無論無料。
博覧強記の鈴木さんのガイド付き。しかし木はスゴイです。彼
らがまだ小さかった頃の姿を知る人間は今はもうどこにもいな
いんです。てなわけで、お昼まで楽しい時間を過ごした後、ひ
と足お先にツアーを抜け出しブラウンズフィールドの収穫祭へ。

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■ブラウンズフィールド収穫祭

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■そして収穫祭の翌24日(月・祝日)

お昼前、ブラウンズフィールドのシネマちゃんから「昨日の収穫祭
の食べ物が沢山残ったので食べに来ませんか?」のありがたい電話。
即お邪魔することに。で、その前に岬ふれあい会館で開催中の「健
康フェア」で待ち合わせをしていたお仲間と合流。彼女らも、もと
もとシネマちゃんの知り合いなので一緒に行くことに。わがチーム
だけでいきなり8人の大所帯。ちなみに健康フェアでは足の指筋力
測定に挑戦。5キロで良好なところを7.8キロをたたき出し「本日一
番の成績」ということで思わずガッツポーズ。骨密度も無事年齢平
均を越え意気揚々と…しかしお仲間の1人は、まだ30才なのに50才
平均以下の数値となってしまい意気消沈してブラウンズフィールド
に向ったのでありました。診断結果を見る時って隠し続けてた悪事
がばれる様な緊張感があります。事実彼の人も、移動中の車の中で
「ひじき食べなきゃ」とか「小魚食べなきゃ」とか犯人が言い募る
言い分けのように繰り返しておりました…そうこうしている間に車
は目的地に到着。母屋の居間に上がてみれば、いるはいるは人で
いっぱい、知り合いも大勢いて突然の楽しい大昼食会となりました。

22・23・24日…思いもよらず「仁」とか「和をもって尊しとなす」
を肌で感ずることができた3日間となりました。それは我欲に囚わ
れやすい心を正に和やかにしてくれるのです。
「仁」とは「他人と親しみ、思いやりの心をもって共生を実現し
ようとする事」。また「人」という意味もあります。よって今回の
見日記のタイトルは「竹と木と人」ということでもあります。


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やがて「仁」や「和をもって尊しとなす」の再認識から始まって「協同体」
についてとある考えが頭を過るようになりました。これは我頭の中のお話。

【1】まずは歴史を俯瞰してから今をぐるり見渡してみる。

江戸時代、一般的には比較的安定していたと言われるこの時代において、
伊勢参りに出かける人々が激増する「おかげ参り」と呼ばれる意識の社会化
現象が、慶安年間(1648)、宝永2年(1705)、明和8(1771)、文政13年・天
保元年(1830)というように60〜70年周期で自然発生的に繰り返されてきま
した。明和(当時人口が約2200万人であったとされる)の「おかげ参り」の
記録では300~400万人が伊勢に殺到。文政13年の「おかげ参り」は3ヶ月
で約500万人が伊勢に押しかけたと記されています。これを現代に置き換え
て眺めてみると、人口の多い順から、東京都、横浜、大阪、名古屋、札幌、
神戸、京都、福岡までの人口総数が約2500万人(現日本の人口の約1/5)なの
で、3ヶ月間で、これら大都市の人が全員同じ場所に行った現象となります。
それはもう現代人の想像を越えた驚異的な意識の社会化現象が60〜70年周期
で発生していたことになるでしょう。

やがて来る1870年前後。
日本人の意識に大転換期が訪れます。
大政奉還、王政復古、そして明治維新へと社会の体制が激変し
新たな制度が確立されていきました。

それからやはり70年後の1940年前後。
またもや日本人の意識に大転換期が訪れます。
世界各地で戦争が勃発、やがて世界を2分する大戦へと拡大。そして敗戦。
焦土と化した日本。こうして再びいちから社会を建て直すことになりました。

そして、まもなく2010年。1940年から再び70年が経とうとしています。
ここにきて、やはり世界は大きく揺らいでいると感じます。
それは様々な予兆としてすでに顕在化し始めています。

地球規模の気象異変への対応意識の拡大。
世界規模のエコロジー潮流。
食料問題に対する危機感の増大。
実体を伴わない市場主義経済崩壊の気配。
発展という名の元に進められた大規模開発への嫌悪感の増大。
都市を離れ田舎暮らしを始める「ボボズ」と呼ばれる欧米富裕層の増加。
デジタル・ネイティブと呼ばれる若者による新たなライフスタイルの創造。

60〜70年周期で訪れる意識の大転換期・・・
そして今我々はそのまっただ中にいると予感されます。

では果たして今回、意識(あるいは集合的無意識)はどこに向おうとして
いるのか?

細かい分析など必要もなく、それは「精神の源に帰らんとする現象」であるこ
とは明瞭です。特にアメリカではその現象は顕著で、戦争終結から63年目の
2008年、ついにかつて最下層にあった黒人が大統領に選ばれました。アメリ
カ建国の精神は「自由と平等」。まさに彼は「自由と平等」の具現化であり、
アメリカの原精神の象徴となりました。ちなみに彼のスローガンは“It's time
to change”「変わる時が来た」です。

【2】そんな意識の大転換期にあって、次世代に向けて今必要なモノ。

こうした世界的な無意識的に進む意識の流れと同調して、日本でも精神の源に
帰らんとする流音が確実に大きくなってきています。近年日本でも一部の蒙昧
が「個人主義、個人主義」と訳知り顔で連呼してきましたが、やはりそれは無
理な相談だったようで、やはり日本人の精神の底には今も「共同体意識」(そ
れは普段気がつかないので「無意識下に流れる共同体意識」と呼んでもいいで
しょう)が着実に流れています。「和をもって尊しとなす」これこそが古代か
ら続くであろう日本的精神の中枢です。また、こんな言葉もあります「君子は
和して同ぜず、小人は同じて和せず」。「和」は依存することでは無くあくま
で主体的個人の繋がりであることも予め認識しておかねばなりません。

てなことで今必要なモノ、それは次世代に向けて、適切な共同体意識の再生に
あると感じます。しかしただ単に過去に戻れば良いということではありません、
あくまで過去からの要素を再構成することによって21世紀型協同体意識へ変生
(へんじょう)をするということです。

そこで、ある計画を考えてみた・・・計画名は・・・今はまだ内緒。

協同体はその土地柄と密接な関係を持つことは言うまでもありません。
そこで計画対象地域である「正調田舎いすみ」では、21世紀型協同体意識の
シナプスとなるべき共有要素あるいは中心概念は以下だと想定されます。

1)自然(環境と生き物)の維持、保全、創生。
2)食(農と漁と林)の維持、保全、創生。
3)量的産業からの脱却と質的産業の創生。

てな感じで、田舎的21世紀計画を始動しようかという思いに到ったのでした。

はたしてその計画の内容は? 手法は? そもそも計画名は?
そして前述の「おかげ」とは日本人にとってどういう意味合いを持つのか?

それはまたいつの日か・・・つづく。

 

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